
実はあなたの集中力は腸内環境が握っています。
腸は第二の脳とも言われるくらい神経が通っており、脳と腸は互いに影響しあっているため脳腸相関という言葉もあるくらいです。
特に腸の細胞に細かい穴が空いてしまうリーキーガットが起きてしまうと、いくら健康的な食事をとっていても、毒素が腸から体内に漏れて脳の認知機能が低下したりと、正常なパフォーマンスが発揮できなくなってしまいます。
これを改善するためには、まずは発酵食品やプロバイオティクスのサプリメントから善玉菌を迎い入れ腸内環境を良好にしましょう。
次に、これらの腸内細菌に食物繊維というエサを与えることでエネルギーを与えましょう。
こうすることで腸内環境を整えることができ、脳は正常なパフォーマンスを発揮するようになり、自然と集中力が向上していきます。
腸内環境が集中力の鍵を握っている
集中力のベースとなる脳の機能は、実は腸内環境に影響を受けています。
人間の体は脳の司令によって動いていますが、腸に関しては脳の司令なしに独自に働くことができ、腸が脳を支配している側面もあるのです。
そのため腸は第二の脳とも呼ばれています。
また、腸と脳互いに影響を及ぼし合っていると言われており、これを脳腸相関と言います。
ストレスを感じるとお腹が痛くなった経験がある方も多いと思いますが、実は脳が自律神経を介して腸に司令を送っていたと考えられるからです。
反対に腸内環境が悪化すると、脳で不安感が増したり、脳機能が下がることがわかっています。
腸内環境が悪化すると全てが台無しに
脳に多大な影響を及ぼしている腸ですが、腸内の環境が悪くなってくると体の免疫系が崩れ、脳は正常なパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。
ここでいう腸内環境の悪化とは、善玉菌を中心とする腸内細菌が減り、悪玉菌が優勢な状況のことをいいます。
腸内細菌とはなにかというと、腸内に住みついている微生物で、その数は100兆〜1000兆と言われており、これは人体の全ての細胞の数より多いほどです。
この腸内細菌は大きく「善玉菌」と「悪玉菌」に分かれるのですが、善玉菌を中心に栄養の吸収をサポートしたり、有害な細菌やバクテリアから腸を守ったりと、非常に重要なはたらきをします。
良好な腸内環境とは善玉菌が悪玉菌よりも優勢であることをいいますが、逆に悪玉菌が優勢となってしまうと、リーキーガットという症状が出ることがあります。
リーキーガットとは、腸の細胞に細かい穴が空いてしまう症状のことで、その穴から未消化の食べ物や解毒されていない毒素が血管へ漏れ出してしまい、体の免疫システムが崩れてしまいます。
こうなってしまうと、いくら食事や睡眠に気を使っていたとしても、腸からは常に毒素が漏れ出しているため台無しになってしまいます。
腸内環境から立て直すのが一番
どれだけ健康的な生活を送っていても、腸内環境がよくないと効果は見込めません。
そのため、何をするにもまずは腸内環境から整えていくことが大切です。
リーキーガットはアレルギーや認知機能の低下など様々な症状を引き起こし、知らずしらずのうちにパフォーマンスを落とすことになります。
すでにリーキーガットの疑いがある方は全力で腸内環境を良好にすることにエネルギーを使いましょう。
そうでない方も予防の意味で腸内環境を万全に整えておくことが大事です。
いつ悪玉菌に善玉菌に打ち勝ってしまうか分かりません。
現代では気づいていないだけで、実はすでに腸内環境が悪化しており、今も脳のパフォーマンスが落ちている可能性があります。
そのため気づいたときから対策をした方がよいでしょう。
改善のための2STEP:善玉菌を増やし、食物繊維を取る
発酵食品:キムチ、納豆、ヨーグルトなど
まずは腸内細菌を迎え入れましょう。
キムチや納豆、ヨーグルトなどの発酵食品には、腸内細菌の元となる微生物が豊富に含まれているため、積極的に摂取したい食べ物です。
最低でも1日1品目は食べるようにし、可能であればいくつもの種類からとると良いでしょう。
発酵食品といってもそれぞれ含まれている細菌は異なっており、腸内環境を改善するには腸内細菌の多様性が重要になってきます。
なるべく幅広いジャンルから発酵食品を取り入れましょう。
プロバイオティクス
発酵食品は腸内環境改善のための一歩ですが、人によってはあまり効果が実感できない場合があります。
特に腸内環境がかなり悪化している状況だと、少し発酵食品によって善玉菌を増やすことができても、悪玉菌にすぐにやられてしまうことがあります。
焼け石に水というやつです。
そんな場合は善玉菌を凝縮したサプリメント、プロバイオティクスをとることで善玉菌を一気に優勢にしていきましょう。
一つの菌が入っているものよりも、複数の乳酸菌を1つにまとめたサプリメントの方が腸内細菌の多様性を保つことができ、メリットが大きくなります。
その点、ビファインは16種類もの乳酸菌、ビフィズス菌が含まれているため、まずはこちらから試してみてもいいでしょう。
腸内細菌に食物繊維という"エサ"を与える
さて、腸内細菌を招き入れることができたら、次は食物繊維という名のエサを与えましょう。
食物繊維を増やすには、野菜やフルーツ、きのこ類、海藻などを食べるようにしましょう。
ご飯と一緒に炊くだけで手軽にとれるのがスーパー大麦(バーリーマックス)で、食物繊維の王様と言われている「ごぼう」に比べても約5倍もの食物繊維を含んでおり、またレジスタントスターチという腸内細菌の大好物も含んでいます。
おわりに
ここまで読んでいただき、集中力を考える上で腸内環境がいかに重要かお分かりいただけたのではないでしょうか。
腸内環境はすべての土台になる要素の1つですので、ここが疎かになっていると、その上にいくら積み上げてもなかなか期待する効果は得られなくなってしまいます。
やることはそこまで難しくなく、善玉菌を中心とした腸内細菌を発酵食品やビファインなどのサプリメントからまずは取り入れ、あとはその細菌たちに食物繊維を与えるだけです。
良好な腸内環境を手に入れて、高いパフォーマンスを発揮していきましょう。