
対称的な効果のある飲み物として、ペパーミントティーとカモミールティーを紹介します。
ある研究によると
ペパーミントティーには集中力や記憶力を高める効果があり、
カモミールティーにはリラックス効果が確認されました。
そのため集中力を高めて作業をしたいときにはペパーミントティーを
寝る前など、気持ちを落ち着けてリラックスしたいときはカモミールティーを飲むとちょうどよく意識をコントロールすることができます。
ペパーミントティー、カモミールティー、白湯での比較実験
2016年、イギリスのノーザンブリア大学でマーク・モスらを中心としてハーブティーにどのような効果があるか、実験が行われました。
180人の学生を3つのグループに分け
①ペパーミントティー
②カモミールティー
③白湯
を飲むように割り振りました。
参加者には10分ほどかけて飲んでもらい、20分休憩を挟んだ後に認知機能を図るテストを行いました。
その結果は以下の通り。
①ペパーミントティーを飲んだグループ
・長期記憶と記憶速度の大幅な改善
・注意力の大幅な向上、覚醒作用
②カモミールティーを飲んだグループ
・注意速度、ワーキングメモリの低下
・落ち着き具合の大幅な向上
ペパーミントティーを飲んだグループでは集中力や記憶力が上がり、
反対にカモミールティーの場合はリラックス作用が勝り、集中力や記憶力は下がってしまうことが分かったのです。
ハーブティーを場面によって使い分ける
この研究結果を受けて、最大限に生産性を高めていくには、以下のように使い分けるといいでしょう。
・集中力を高めて作業をしたいときはペパーミントティー
・リラックスして気を休めたいときはカモミールティー
反対に集中力を発揮したいときにカモミールティー、リラックスしたいときにペパーミントティーを飲んでしまうと逆効果となってしまいますので注意しましょう。
集中力も常に発揮しようと気を張っていると知らぬ間に疲れがたまり、だんだんと集中力も落ちてきてしまいます。
それならば一度休むときは休んで、気を回復させてからまた集中モードに入るほうが実は効率的です。
コンビニやスーパー、オンラインで購入可能
ハーブティーはあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、スーパーはもちろんコンビニでも場所によっては買うことができます。
ティーバッグの形で売られていればコンビニの給湯器からお湯を入れたり、給湯室のある会社にお勤めであればそこから簡単に淹れることができます。
お家で楽しみたいという場合は、お徳用のパックを買っておくとリーズナブルに飲むことができます。
おわりに
ペパーミントとカモミールというハーブティーでまったく反対の効果が確認されたのは面白いですよね。
それぞれ使いみちはハッキリしているので、そのときの場面に合わせて有効活用しましょう。